私は大学卒業後から約15年間、調剤薬局で勤務してきました。
調剤薬局は主に処方箋に基づいて医薬品を揃え、患者さんに交付をすることを仕事としています。以前は正しく正確に薬を準備し、分かりやすく服薬指導をすることが求められていましたが、2015年に発表された厚生労働省からの「患者のための薬局ビジョン」以降、門前から地域へ、対物から対人へと薬剤師業務の変革が提示されてきました。
前職を離れた理由は一つではありませんが、職場への不満は全くないものの、自分の人生はこのままでいいのだろうか?と思ったことも否定できません。
「人生100年時代を生き抜くために、様々なライフステージがあっても良い。」
薬剤師として勤務する中で、自分がいつまでも活き活きとした人生を歩むことを、いつからか求め続けるようになりました。そして、どうしたらそれを実現できるだろうか?その答えを見つけるためのチャレンジとして、このメディシンマネジメントコネクトを立ち上げました。
薬剤師の価値は、普段薬局業務をしていると気づきにくいのかもしれません。私にも気づいていない時期がありました。薬剤師の持つ専門知識を必要としている方は多く、それが伝わりきっていないのも現状です。
薬局・薬剤師単独ではなく、他の専門家と繋がることで、今まで届かなかった人たちへ薬局の価値が伝えることができるのではないか。そして、今までになかったようなサービス提供をすることで薬局が発展し、地域医療が発展するのではないか?
それが「メディシンマネジメントコネクト(MMC薬局研究所)」という名称の由来です。薬局・薬剤師の可能性を拡げたいと考えています。